入院2日目~手術後の口腔ケア~
いちご大福です。
夫の不倫を機に受診した子宮頸がん検診で異形成となり円錐切除術を受けました。
41歳にして初めての手術。その記録です。
麻酔から4時間経過。
15時頃から足が動かせるようになりました。足首を曲げ伸ばししたり、ひざを立てられうようになったり。
血栓予防のため、稼動範囲の限り動かします。
18時からは水分OKなのですがそれまでは点滴で水分補給。
看護師さんが口腔内を湿らせてくれました。
取り出したるは!
先っぽに丸いスポンジ(目の粗い食器用スポンジを丸くカットしたような・・・)がついた棒と紙コップ。
紙コップの水にちょんちょんっとスポンジをつけて、口周りや口腔内をパフパフっとするのですが、ゴクゴク水を飲むような潤い感はなく、くすぐったい感じがメインでした。
調べたら「口腔ケアスポンジ」という専用の道具らしいです。介護でも使うみたいです。
一例です↓こういう形でした!
軸は、プラ軸・紙軸あるそうですが、私はどっちだったのかな。
紙軸の方が安価だけれど、水に弱い。
プラ軸は水に強い、耐久性があるので圧をかけながら口腔内清掃が可能。耐久性があるといっても、衛生用品なので1回使い切りです(紙軸も)。
1本あたり25円~30円。
「歯ブラシで磨けばいいやん!なんでスポンジ?」 となりますが、歯茎や粘膜の掃除をすることを考えると、やわらかい材質が最適。
特にご高齢の方は、歯茎や粘膜が弱っていることもあるので、歯ブラシで"ブラッシング"するというよりは、スポンジでやさしく"ぬぐう"のが良いのでしょう。
入院してケアされることで分かる便利アイテムのご紹介でした。
ちなみに、歯磨きのタイミングについては、手術当日の朝に歯磨きできていれば虫歯について気にすることはないと思います。
私も、今回の入院で歯の調子が悪くなったとかはないので。
気になる方は、ベッドサイドに歯拭きシートを用意しておくといいかも。
子どもが小さいときは子供用の歯拭きシート使ってたのですが、大人用もあるんですね!
手術が無事に終わったので、医師から報告を受けた後は母は娘の待つ自宅へと帰っていきました。
前日に買い込んでいたお水をベッドサイドに用意しておいたので、たっぷり水分補給。
麻酔が抜けてきて下半身の感覚が戻ってくると、尿道カテーテルに違和感。。。
水分摂取しているわりには尿意ゼロ。
なので「全然尿意がないんですよねー」と看護師さんに話したらバッグを確認して「大丈夫ですよ、しっかり出てます!」とのこと。
常に尿が採尿バッグに流れていくからか、尿意はないのですね。
入院2日目~手術当日~
円錐切除術当日。
午前11時から手術予定。
午前9時半:母到着。手術11時からなのに、早く来てくれた。顔見るとホッとする。娘は近所の人が見てくれているらしい。ありがたい。
午前10時:血栓予防のストッキング装着。
日本シグマックス株式会社のATストッキング〈サイズM〉
ブカブカでは意味がないので、前日に採寸。
スリムウォーク的な感じ。
「医療用弾性ストッキング」となっています。
手術は下半身の麻酔で、術後しばらくは体を動かせないため血栓予防に着圧ストッキングを履くのだそうです。エコノミー症候群予防と言ったらイメージしやすいでしょうか。
これ、履くのに難儀しました。
ピッタリしてるし、装着手順見てもイメージしづらい。動画で見せてよって思った。試行錯誤してたら左足うまくはまったので、「こういうことか!」と理解して、右足はわりとうまくはけました。
午前10時:点滴開始。別に何が入ってるってわけでもなく水分補給かな。
午前10時30分:看護師さんが迎えに来てくれて、手際よくベッドを移動式に変えて、術後に着るパジャマ・T字帯・夜用ナプキンも携えて手術室へ。手術室は下の階にあるので、専用エレベーターへ乗せられる。母も同行してくれたが、特に用はなく、手術室階に着いたら帰された。
午前10時50分:メガネは外す。手術室の時計がぼやけるけど、なんとか読める。『今日はどのような手術をなさいますか?』と聞かれる。意思疎通かな。「勝手に切られた!」と問題になるし。患者の取り違え防止にもなる。
そして麻酔。横向いて、"エビ用ように腰を突き出すように丸まって"と言われて、腰に注射される。「一般的な注射と違い少し痛いかもしれないが驚いて動いたりしてはいけない」と前日に注意事項を聞いていたので難なくクリア。
麻酔が効いているか、胸・腕・肩に保冷剤をあてられる。冷たいかどうかで判断するらしい。原始的だなーと思う。ちょっと効きが遅いみたいで、麻酔から20分くらい待って下着を脱がしてもらい、M字開脚台に足をえんやこらせと乗せら手術開始。
テレビドラマのように「メス!」とかしない。
でも、患者の名前読み上げと術式確認ありました。
女性医師が執刀し、何の問題もなくスムーズに進む。後方に男性医師もいたけれど、二人で協力してやってたのか何なのかは不明。
午前11時20分ころ:終了。手術台から、乗ってきたベッドへ「1,2,3」で移される。ベッドにはパジャマ・T字帯が広げられていて、手早く着せられて終了。脱がされたパンツは足元の袋に入れられてた。
また病棟の看護師さんが迎えにきてくれるので待っていたら、執刀医が「切り取った部位ですー。これ、検査に回しますね」とガーゼに包まれた肉片と、サンプルチューブに入った肉片を見せてくれた。けっこう小さくて小指の先くらい?
血まみれというよりは、ピンクのような白いような物体でした。
病室へ戻ると母が待っていてくれました。
やっぱりホッとする。
母は私が戻る前に、執刀してくれた女性医師から無事に終わった旨聞いていたみたいで、心配をかけずに済んだし、ちょっとボーっとしていたかったので手術について私から話す必要がなくて助かった。
娘を近所の人に預けているので、私の無事を確認したら足早に帰っていきました。
高齢の母にコロナ禍にも関わらず来てもらって本当にありがたい。
明日の退院(予定)は一人で大丈夫なので、家で過ごしてねと伝えて見送りました。
私は1日絶食だし、やることもないので、麻酔が切れるまではゆっくり寝ようと思いうつらうつらしながら過ごすのでした。
【杏さんの離婚記事を読んで】
週末、一番驚いたのは杏さんの離婚。
東出の不倫報道が出た時期(別居報道も)と、うちの別居開始時期がほぼ同じ。
私は杏さんのように妊娠中ではなかったし、双子ちゃんでも年子でもないけれど、仕事・育児と毎日ヘトヘトで、子どもたちの仕上げ磨きすら自分を奮い立たせながら(←大袈裟かもしれないけど、本当にしんどかった...)やってるような日々に夫に裏切られたので、ずっと気になっていました。
子宮頚がん検診に引っ掛かり、精密検査するってなったときも、コロナが広がりだした頃に入院手術したときも我関せずで、家族が大変なときに何やってんの?!という気持ちでいっぱいでした。
杏さんは間に弁護士入れてたそうですね。
気持ちは固まった上であとは条件交渉をプロに任せたという記事を読みました。
交渉をプロに任せることももちろん、夫や義母と直接話すとメンタルやられるようなこと言われるかもしれないし直接話したくないですよね。
東出からモラハラ発言あったとかなかったとか真相は不明。
しかし会見の「どっちが好きか」に「妻を傷つけることになるから...」。
熟慮して発言するはずの会見でこうなんだから、杏さんと直接話すとしたら呆れるような発言をストレートに言うかもしれない。
私も依頼する弁護士さんは決まっています。
一生に一度あるかないかなので、後悔のないよう、お金はかかってもプロを付けた方がいいという考えに至りました。
夫が家族を裏切らなければ、子宮頚がん検診を受けていなかったです。
CIN3の高度異形成で、ガン特約付けてた医療保険ではガン診断給付金の半額給付がありました。
これを弁護士費用に充てていよ、っていうことなのかなと捉えています。
一流女優さんに親近感ってのも、おこがましいんですけど、他人事ではない不倫報道でした。
杏さんがお子さんたちと穏やかな気持ちで心身健康で日々を過ごせることを願っています。
入院1日目
10時半からの入院受付。
朝早いので、前日から母には自宅へ来てもらい、準備万端。
春休みなので、小学生の息子は夫の実家へ、保育園児の娘は入院手続きが終わったら母と実家へ。
私の荷物はリュックに詰めて。
アメニティ類やパジャマは日額500円もしないのでレンタルにしました。2泊3日なので荷物はコンパクトです。
院内履きを持っていくかどうするか悩み、クロックスのフラットシューズを持っていくことにしたので、それだけが嵩張るアイテムでした。
自宅から最寄り駅へはタクシーで移動しました。
事前予約はせず、DiDiでHey Taxi!
病院へ着いて衝撃の事実が!
コロナウイルスが蔓延しだしていた時期なので、未成年は病棟に入れないと。。。
5歳の女児をロビーに置いていけるはずないし。。。
ということで、入院受付の事務の方と看護師さんが病棟と連絡取ってくださり、空いている個室で待機させてもらえることに。
『保育園に預けてきたらよかったのかな、でもそしたら高齢の母にまた私も地元まで戻って保育園に娘を迎えに行ってもらうのは大変だろうしな、、、どうすればよかったんだろう。』
そんなことが頭を巡っていました。
夫とは別居が始まってすぐだったし、最初に子宮頸がん検診で引っ掛かったと報告したとき「本当かどうか分からんから、診断結果を撮影して送って」と返信してきたり、入院手術が決まったときも「子どもどうするの?」の1行だけ。
頼りにならないから、母に頼るしかなくて。
って思い出しながらブログ書いている今も情けなくて泣きそうなるから、やめよう。。
医師の説明が昼からあるのに、もうランチタイムですやんっ。
母と子どもは院内のレストランへ、私は病院食が出るのでそれをいただくことにして病室へ。
4人部屋で、窓側の眺めの良いベッドでした♪
私、子宮頚部を除いては至って健康なので、病院のお昼ご飯では物足りなかったです(笑)
ご飯のあとはまた、母と娘と3人で個室に戻って待機。
そんなこんなで、医師からの説明は14時からになりました。
病院着いたの10時やのに。4時間もおりこうにしていた娘はえらい!母にも感謝です。ありがとう。
長くなったので、また続きは次回。
【術後4ヶ月】スメア検査受けました
先日術後4ヶ月の検査を受けてきました。
術後の外来は、2週間・1ヶ月と、今回で3度目になります。
4月末に行ったときは、出入り口にスタッフの方が立っていて、発熱はないか聞かれました。院内のカフェも緊急事態宣言中のため閉まっていましたし。
受付機に診察券を入れたら、2ヶ月受診がなかったので保険証確認窓口へとの表示。
メンドクサイ
本題。
診察室では、初お目見えの先生。
■診察内容
・今回、細胞の検査をする
・その検査の結果が問題なければ、次回からは地元のかかりつけ医へ戻ってOK
・かかりつけ医へは、手術報告・経過報告既に連絡済み
・生理の状況、出血等確認
■私の気がかり
先週、出血があったけれど、量が少なかったので生理なのか何なのか分からない、時期的には生理の時期。術後も、生理はきてた。
→円錐切除術による影響ではなく、卵巣の機能的なものかもしれない。内診で見てみましょう。
内診台へ。
■手術した部位、問題ない
■スメア検査・・・細胞採取(採取は2箇所)
■エコーによるチェック・・・卵巣も良好
見た目問題がなくても、排卵など機能的な衰えについてはこれでは分からないと思うので、かかりつけ医でまた相談しようと思います。
手術部位も問題なくて良かった。
切除した部分が再生する際に子宮口が狭くなる(子宮頸管狭窄や閉塞)こともあるそうで、そうなると生理痛がひどくなるなど不調に繋がり、子宮口を広げる手術が必要になるケースもあるそうです。これについては術前術後に説明を受けていたので、子宮口の様子がどうなっているかとても気がかりでした。
何はともあれ、術後の『患部』は問題ないようで安心しました。
スメア検査の結果は、問題がなければ1週間ほどで自宅に郵送され、かかりつけ医で定期的に検査を受けます。
問題があれば、電話連絡があるそうです。まだしばらくドキドキは続きそうです。
医療費・・・非課税自費金額1,240円・課税自費金額550円
【合計1,790円】
保険点数
初・再診料 74点
検査料 40点
病理診断 300点
(総点数)414点 3割負担
【報告】病理検査の結果
4月14日
ブログの時系列から反れてしまうのですが、術後の検診に行ったことを書いておきます。
というのも、術後の患部を確認してもらうのも目的でしたが、円錐切除術で切り取った組織を病理検査にかけ、その結果が聞ける日でもあったから。
これで切り取りきれてなかったら、再度円錐切除か子宮全摘という選択肢になるので。。。
今後の人生、自分の子は2人で十分幸せなので子宮全摘はかまわないのですが、長期入院は子どもの世話してくれる人が母だけなので困るのです。(夫とは別居中)
内診後、診察室ではなくなぜか助産師外来室へ呼ばれる…。
ルーティンから外れた対応で不安が募る。
まず術後の患部の説明。
・出血しているのは、子宮内膜が薄くなってるのと、見たところ患部からではないので、生理と思って大丈夫でしょう。
で、「病理検査の結果も出てまして・・・」と言いながらPC画面を切り替える先生。
「今回の検査結果は、断端陰性でしたのできれいに切除はできています。やはり当初の見立て通り"高度異型成CIN3"になります。今後は定期的に経過観察をしていくことになります」
ひとまず今回の治療は終わりました。
新潟がんセンター病院の資料によると、子宮頸部円錐切除術600例中、切除断端陽性症例は98例(16%)。
術前診断別にみた切除断端陽性率は高度異型成の場合11%とありましたので、楽観はできないと構えていました。
http://www.niigata-cc.jp/facilities/ishi/Ishi50_2/Ishi50_2_07.pdf
また、宮崎医会誌を参照すると、「 CIN3の疑いで円錐切除術を行うことで8%に進行した病変が認められた」とありました。
http://www.miyazaki.med.or.jp/ken-ishikai/kaishi/kaishipdf/400205.pdf
CIN3で円錐切除し、再発率は2%ということです。
円錐切除術は、悪いところを取る"治療"の意味もありますが、病変の範囲や程度を正確に把握する"診断"の意味もあります。
とにかく早く見つけて適切な処置、治療をすることが大切です。
20歳を過ぎたら定期健診。
あと15年ほど先ですが、今回の入院は娘も記憶に残っていると思うので、検診受けるようしっかり伝えたいと思います。
楽しみにしていた入浴許可は、2週間伸びました・・・。
生理が終わってから、出血状況をもう一度確認してもらいます!
入院手術の保証人どうする?!
入院の説明を受けていて、準備物の中で「どうしよう!?」と焦ったことが、保証人のことでした。2人記入しないといけなくて、1人は親族、もう1人は知人友人だれでもいいそうで。
円満な既婚者であれば、夫が保証人の第一選択になるかと思うのですが、うちは別居中で夫に保証人を頼むのは難しい。
以前、息子のメンタルが不安定とメールを送ったら、「そういうことも含めて育て上げる覚悟のある人が親権を持つのです」と返信してきたので、自分のDNAを持つ息子のメンタル問題でも全く興味のない人が、他人の私の入院などもっと興味がないと思うので、もう相談する気も起きなくて。
ひとまず1人目は実家の母に。
こうなったら手術費+αを前金ということで病院に預けたらどうだろうかとか、保証人を請け負う業者探しをしないとと思っていたのです。
が、母が、私の幼少期からずっと付き合いのある友人に頼んでくれることに。
記入するべき書面を母に預けて、入院するまでには持ってきてくれるとのこと。ありがたいし、こういうときに頼れる友人のいる母がうらやましく、そして誇りに思いました。
友人から保証人になってくれなんて頼まれたら、例え短期の入院でもビビりませんか?そう考えたら頼む勇気がない…。今はただただ子どもたちが早く成人してくれるのを待つばかり。
保証人がいないと手術できない!?
いえ、どうやらそのようなことはないようです。医師法では、下記のように定められています。
第十九条第一項 診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。
いわゆる医師の応招義務で、これは患者に対してではなく国に対して負担する公法上の義務なのです。国に対する義務とはすごい!
国に対する義務なんて、国民の三大義務くらいしか知らないで生きてきたわ。
では、正当な事由とは何か。
①暴力をはたらく、暴言をはく。
②医師の診療方針に納得せず、自分の要望を通そうとうする。
③必要ないのにしつこく「この薬を処方してくれ」と要求する。
④診察室や病院内に居座る
などが過去の判例にあるようです。
「保証人がいない」程度では正当な事由にはならないということです。
さらにこのような情報が!
要するに、厚労省が各都道府県へ、「もしお宅の管轄する医療機関で、身元保証人等がいないことを理由に拒否するようなことがあったら、医療機関にしっかり指導してちょうだいよ。もし身元保証人がいないからと医師が患者の入院を拒否するようなことがあれば、医師法に抵触するんだからねっ!」というお達しです。
ただね、手術中に待機しておく家族はいてくださいと言われました。
「簡単な手術でも(家族の待機は)必要なのですか?」「新型コロナウイルスも心配だし、高齢の母を病院にこさせたくない」と理由も添えたけれど、「手術で麻酔も使うし急に血圧が低下することも絶対ないとは言えないから、手術中はご家族に待機していてもらいたい」と。
そのころは新型コロナウイルスで外出自粛だとか、在宅勤務だの時差出勤だの言われてもなかったので、「そうなのかー。そこまで言われたら母に付き添ってもらおう。1~2時間だし、娘も一緒に連れてきても大丈夫かなー」と軽く考えていたのですが、入院するころには新型コロナウイルスが大きな問題になっていました。
それについてはまた今度。
保証人を立てることで悩んでいる方のお役に立てたら幸いです。